電撃オンライン

『ファミレスを享受せよ』や『夢を確かめる』でインディーとはとても自由な土壌であることを思い出す【ライターが選ぶ電撃インディー大賞2024】

文:電撃オンライン

公開日時:

最終更新:

 5月19日(日)23:59まで投票受付中の、みんなが選ぶおすすめインディーゲームを決める“電撃インディー大賞2024”。

[IMAGE]

 本記事では、電撃オンラインのライターによる電撃インディー大賞2024の1~3位と、各部門の投票例を紹介します。どんなタイトルが選ばれているのか参考にしてください。

電撃インディー大賞2024に1位としておすすめするタイトル


●ファミレスを享受せよ

[IMAGE]

 永遠のファミレス“ムーンパレス”を舞台に、そこから出ることも死ぬこともできない不老不死の人々の話を聞きながら元の世界へ帰るための手がかりを探すゲームです。もともとは2022年にフリーゲームとして公開された作品で、製品版ではゲーム内の雑談や、おまけのギャラリーが追加されています。

 人間には寿命があり、肉体という糧のせいで成し遂げられないことはたくさんあります。ただし、頭のなかの空想では宇宙へ旅をすることも可能ですし、何万年後かの未来で生きている自分の姿を想像するなんてこともできます。本作はそんなSFというジャンルの持つ壮大なロマンがたっぷり詰まっています。お金をかけないインディーゲームでもこれだけ素晴らしいドラマを描くことができ、ユーザーをワクワクさせてくれるのだなと感心しました。筆者は本作にインディーゲームの可能性を感じたため、1位に選ばせていただきました。

Nintendo Storeページはこちら


Steamページはこちら


電撃インディー大賞2024に2位としておすすめするタイトル


●SANABI

[IMAGE]

 退役軍人となって、潜入任務に挑むアクションアドベンチャーで、主人公は特殊なチェーンフック付きの義手を装備しており、その機動力を活かして任務に挑むことになります。

 アクションやドット、音楽など、どれも素晴らしいですが、特筆すべきはストーリー。多くの人にプレイしてもらいたいので詳細は省きますが、主人公の復讐譚を中心としながら、二転三転する展開はとても先が気になるように作られています。伏線の回収も丁寧かつ上手で唸りました。そんなストーリーを彩る演出も映画のようで一級品。ぜひ多くの人に遊んでみてもらい作品です。

Nintendo Storeページはこちら


Steamページはこちら


電撃インディー大賞2024に3位としておすすめするタイトル



[IMAGE]

●夢を確かめる

 2010年12月のコミックマーケットで発売され、入手困難となっていたタイトルにさまざまな要素を追加したアドベンチャーゲーム。高校生、大学生、会社員の3人の主人公の視点から、それぞれ別の女性キャラクターとの交流が描かれることになります。“YTI(夢を確かめずにはいられない)システム”を搭載しており、バッドエンドになる選択肢を選んだ場合は、その後の展開だけを知ることができ、すぐに元の選択肢に戻ることができます。

 シナリオは難解で考察のしがいがあります。いわゆるハーレムものの美少女ゲームへのアンチテーゼのような描写もあり、作者の熱意が伝わってくる作品です。なお、筆者はふとした縁で本作のテストプレイを手伝ったのですが、リメイク版の追加シナリオがとんでもない量で、プレイしながら「まだ終わらない」「まだ終わらない」とそのサービス精神に驚きました。まさか本編よりも追加のおまけのほうがボリュームが多いとは!

BOOTHページはこちら


DLSiteページはこちら


アクションゲームとしておすすめするタイトル



[IMAGE]

●アフターイメージ

 主人公であるライネを操作して、世界を探索していくメトロイドヴァニアです。武器は剣、刀、鞭、鎌、巨剣、双剣という5種類があり、そのうちのふたつをメインとサブで装備しておけるシステムになっています。

 とにかくマップが広大で、そのボリュームに驚かされました。フロアごとに雰囲気やBGMも異なるので冒険を進めていく楽しさがありましたね。スキルツリーによってキャラクターを強化でき、そのスキルのなかには多彩な必殺技が用意されていて飽きることなく楽しめました。

PS Storeページはこちら


Nintendo Storeページはこちら


Steamページはこちら


RPGとしておすすめするタイトル



[IMAGE]

●Sea of Stars

 1990年代の日本のRPG作品に影響を受けて制作されたRPG。邪悪な錬金術師の野望を食い止めるため、ヴァレアとゼイルという2人の若者が世界を冒険するストーリーが展開します。

 筆者自体も1990年代のRPGに思い入れがあるのでプレイしてみましたが、本作のこだわり抜かれたアートスタイルには圧倒されました。また、『クロノトリガー』などで知られる光田康典さんが作曲に参加しているため、当時の雰囲気を想起させます。一方でプレイヤー自身が難易度を調整する“秘宝”が搭載されているなど、現代向けに遊びやすくなっている部分もあります。

PS Storeページはこちら


Nintendo Storeページはこちら


Microsoft Storeページはこちら


Steamページはこちら


アドベンチャーゲームとしておすすめするタイトル



[IMAGE]

●イハナシの魔女

 沖縄の離島を舞台にしたビジュアルノベルゲーム。身寄りのない少年・西銘光と自称魔女のリルゥが出会い、助け合って生きていくストーリーが展開します。

 離島特有の文化や信仰の描写が生々しく、ストーリーの展開に引き込まれていきますし、主人公がヒロインたちのピンチを救っていく様子もカタルシスがあります。また、ヒロインごとにストーリーが存在しますが、話は地続きとなっており、前のエピソードで助けたヒロインや仲間たちが次のエピソードでは心強い仲間になってくれる展開もアツい。素晴らしいボーイ・ミーツ・ガールものなので、ぜひ最後までプレイしてみて欲しいです。

PS Storeページはこちら


Nintendo Storeページはこちら


Microsoft Storeページはこちら


Steamページはこちら


シミュレーションゲームとしておすすめするタイトル



[IMAGE]

●デイヴ・ザ・ダイバー

 海で魚を獲る“ダイビングパート”、夜は海辺の寿司屋で新鮮な寿司を提供する“寿司屋パート”を繰り返していく作品。

 捕まえた魚を寿司屋で売ってお金にして、そのお金でダイビングの装備を鍛えるというのが基本のサイクルですが、多彩なミニゲームも用意されており、飽きずに楽しめました。愛嬌のあるキャラクターたちもゲームをプレイしていくなかで好きになれましたね。癒し系のBGMも心地よく、ずっと遊んでいたくなるようなゲームでした。

PS Storeページはこちら


Nintendo Storeページはこちら


Steamページはこちら


シューティングゲームとしておすすめするタイトル



[IMAGE]

●Hazelnut Hex

 呪いによって消えた朝ごはんを救うために魔法使いのナットが冒険するシューティングゲーム。操作は移動、ショット、ボムの3つが基本で、スターを集めてゲージをためることで、強力なスーパービームを発射することもできます。

 筆者が気に入ったのはグラフィックとBGM。いわゆる“KAWAII”が詰まったビジュアルとポップなBGMが素敵でプレイしている間はずっと楽しかったです。キャラクターたちの会話も面白く、ついつい遊びたくなる魅力を持っていました。

Nintendo Storeページはこちら


Steamページはこちら


カワチRPGとビジュアルノベルが好きなゲーマーで、誰にも気付かれないようなマニアックな小ネタを記事に織り込むのが好き。深みのあるゲームが好きかと思えば、本当は肌色が多ければなんでもいいビンビン♂ライター。



“電撃インディー大賞2024”概要


投票期間:2024年5月19日(日)23:59まで
対象タイトル:2023年4月1日から2024年3月31日までに発売したタイトル(早期アクセス版を含む)
応募資格:日本国内に在住の方
投票方法:かならず注意事項を確認のうえ、“電撃インディー大賞2024”投票フォームより応募してください(投票は1人1回までとなります。複数回の投票は集計・抽選の対象外となります)。
プレゼント:Amazonギフトカード(Eメールタイプ)3,000円分(抽選で3名様)

投票フォームはこちら





電撃インディーの特集ページはこちら

    本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります